Twitterをやめて困った話

特に言いたいこともないただの世間話なんですが。

 

2か月くらい前にふと思うことがあってTwitterのアプリを消去してみました。

ほんとにふっと思っただけで特に深い意味はありません。

社会で活躍する旧友たちがまぶし過ぎてみていられなくなった、とかではありません。

そんな時期はもうとうに過ぎ去りました。

 

正月に久しぶりに大阪へ帰ってきた友人がいました。

久しぶりといってもせいぜい半年くらいなものですが、毎日飽き飽きするほど顔を合わせていたあのころを思い出すと何かとてつもなく久しぶりな思いがしました。

 

会場はとある駅のそばにある喫茶店でした。

僕たちはそこで何時間もただおしゃべりをしていました。

 

僕はそこで気が付いてしまいました。

久しぶりに会ったというのに全く久しぶりな気がしなかったのです。

僕たちの近況報告はリアルタイムでSNSの上で完了していたのです。

 

友人の話を聞いていてもそれはもうただのパズルのようなものでした。

ああこの話がこうなってああなってあのつぶやきにつながるのだ。

久しぶりに会った友人を目の前にして僕はそんなことばかり考えていました。

これはよくない。

 

そしておしゃべりが終わって友人と別れ家に着いたときにふと思ったのです。

Twitterやめようかなって。

 

Twitterをやめること。

すごく大きな決断というわけではありません。

ただなんとなく寂しい思いがありました。

 

あれは高校生くらいの時だったでしょうか。

TwitterというSNSはまさにビッグウェーブでした。

mixiはやめだ!時代はTwitterだ!

当時の僕もその波に乗り遅れないように急いでTwitterをはじめたのです。

 

僕のTwitterにはそのころからの思い出がたくさん詰まっていました。

昔の投稿や写真を見返していると当時の記憶がとても鮮やかによみがえってきます。

いざTwitterをやめようと思ってもなかなかやめられないものですね。

僕の学生生活の日記帳のようなものでした。

 

そんなこんなでアカウント消去はやめにしました。

またやりたくなったら再開すればいいや。

そう思ってアプリのみを消去することにしました。

 

なんてことはありませんでした。

なんであんなものと毎日にらめっこしていたのだろう。

Twitterのなくなった僕は今までと何ら変わりない生活をしていました。

 

友人の近況も別に今すぐ知らなくていいじゃない。

思い出なんて心に残っている分だけでいいじゃない。

僕はそんな当たり前のことに気が付かなかったのです。

 

そしてアプリを消去してから大体2か月たった今日、僕はアカウントを消去することにしました。

もうTwitterなんてどうでもよくなっていました。

すぱっとやめたくなっていました。

 

でもできませんでした。

高校時代に使っていたパスワード。

高校時代に使っていたメールアドレス。

どちらも思い出せませんでした。

 

そして今に至ります。

こうなると逆に気になってしまいます。

やめたいけどやめられない。

やめられないならやめたくないけどできない。

 

以上Twitterを半端にやめてしまったがためにやめられなくて困った話でした。

 

。が多くて読みづらいね。

話題のアルビレックス新潟‐ホニ問題。関連ニュースのまとめ。

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いま話題のホニ選手、新潟に在籍してるはずなのにブラジルでプレーしてる問題を時系列順でまとめます。
 
 
 
  • アルビレックス新潟FWホニ、ボタフォゴ移籍か?
 
 
2018年1月3日の報道。
この時点ではどこのクラブからも公式のリリースは出されていません。
しかしホニ選手の中ではすでに新潟を離れ、ボタフォゴに移籍している感じか。
 
 
 
  • ボタフォゴ、ホニの移籍を発表もアルビレックス新潟は沈黙
 
 
 
2018年1月26日の報道。
ボタフォゴがホニ選手の移籍加入を発表しましたが、新潟からのリリースは出されませんでした。
 
この時点での各クラブの立ち位置を考えます。
クルゼイロ=新潟へのレンタル移籍期間は終了。ボタフォゴへホニを移籍させた。
ボタフォゴ=クルゼイロとの交渉でホニの移籍を発表。
新潟=そもそもの移籍条項にあった「レンタル終了時に希望すれば3年契約を結べる権」を行使。ホニは新潟のもの。
ホニ=日本には戻りたくない。けど新潟に説明しにいったん日本に帰るね。
 
 
 
  • ボタフォゴ、ホニの獲得を諦めるもホニ日本に戻らず
 
 
2018年2月21日の報道。
ボタフォゴは新潟からのレンタルという形でホニの獲得に迫るも、新潟の強硬姿勢を崩せず撤退。
違約金10億円やらなんやらの報道もありましたが結局新潟のもの、渡しません。
でもなぜかホニは日本へ来ません。ほんとなんでだ。
 
 
 
  • アルビレックス新潟、ホニをJリーグに登録もホニいまだ日本に戻らず
 
 
2018年3月30日の報道。
アルビレックス新潟はホニが来日しないままJリーグへ登録しました。
新潟側からすれば当然。
このままホニの退団を許してしまうと、契約とは何ぞや?って話。
ホニは新潟との契約は終わり、日本に戻りたくないに姿勢崩さず。
 
 
 
  • ホニ「新潟ともクルゼイロとも契約してないよ」新潟「そんなことないよ」
 
 
2018年4月3日の報道。
ブラジル紙でホニがフリーになったとの報道が。
ホニ「新潟との契約はそもそも去年一年だけだよ。ようやくすべての話が終わって前に進めるよ。どこ行こうかな。」
新潟寝耳に水、この前Jリーグに登録したしホニとの契約は更新されてあと3年間あるよ。なんでだ。
 
 
 
  • FIFA「とりあえず移籍はしていいよ」新潟「なんでだ」
 
 
2018年5月10日の報道。
揉めに揉めている新潟とホニ。
ついにFIFAが介入しホニに暫定的に移籍を認める決定を下す。
ホニがどこでもプレーできていないことを考えての措置。
新潟に帰ってくればプレーできるよ。なんで帰ってこないんだよ。
 
 
 
  • ついにアルビレックス新潟公式リリース「FIFAへの提訴を視野に入れている」
 
 
2018年9月14日の報道。
新潟の正当性をきっちりと表明。今後は国際弁護士と相談し、FIFAへの提訴も含めて検討していくらしい。
ホニは現在アトレチコ・パラナエンセでプレー中。なんで帰ってこなかったの?
公式もリリース遅いよ。
 
 
随時更新します。

悲壮感漂う「大きな古時計」の続編、「Sequel To Grandfather’s Clock」

 
なんて悲しい物語なんだ。
 
 
 
まずはこちらをご覧ください。
 
 
こちらの動画に出演しているのはイギリス王室直轄領のうちのひとつ、マン島に住んでいるおじいちゃんです。
 
Sequel To Grandfather’s Clockという歌を歌った動画なのですが実はこの曲、日本でもよく知られている「大きな古時計」という歌の正式な続編だそうです。
 
大きな古時計に続編があること、知っていましたか?僕は知りませんでした。
 
この動画ではおじいちゃんが歌詞をつけて歌ってくれていたので、ちょっと日本語に翻訳しながらみていきたいなと思った次第です。
 
 
時にはギターやオートハープを奏でながら美声を響かせ、また時にはマン島の豊かな自然写真とともに自作の歌を披露して。
そんなマン島のおじいちゃん、threelegsomanさんが2年前にあげた動画から今日の記事は始まります。
 
以下の歌詞の引用部分はすべて https://www.youtube.com/watch?v=VEFfiP0i6wAからの引用です。
和訳に関しては超絶意訳です。雰囲気だけ感じ取ってください。
 
 
それではどうぞ。
 
 

Sequel To Grandfather’s Clockの歌詞と意訳

 

1
 
Once again have I roamed thro' the old-fashioned house, Where my grandfather spent his ninety years.
There are strangers in charge, and the change they have wrought—Oh! it saddens me, even to tears.

 

もう一度あの古い家に行ってあてもなくぶらついてみたんだ。
僕のおじいちゃんが90年間過ごした家。
そこはもう全然知らないやつが管理していて、彼らによって変えられてしまったことといえばもう、辛くて涙がでそうだ。
 
 
Dear old clock! When they found you was speechless from grief, Then they went and swapped you off, case and all.
For that vain, stuck-up thing. For that vain, stuck-up thing. For that vain, stuck-up thing on the wall.
 
Grandfather sleeps in his grave; Strange steps resound in the hall!
And there's that vain, stuck-up thing. There’s that vain, stuck-up thing. There's that vain, stuck-up thing on the wall.

 

愛する時計さん、彼らは悲しみで口がきけなくなったお前を見つけて、お前を取り換えに行ってしまったよ。
 
 

 

 
 
While we talked of the old clock they all ran it down.
Tho' they claimed that it couldn't be made to run.
 
僕らが古い時計について話している間、彼らみんなが悪口を言っていたんだ。
彼らは「もうそれは動かせない」って言っていたよ。
 
 
It was useless they said -- it was quite out of style;Built, no doubt, just about the year One.
And the words echoed round, with a faint, mocking sound,As if some one gave assent to it all;
 
'Twas that vain, stuck-up thing.'Twas that vain, stuck-up thing'Twas that vain, stuck-up thing on the wall.
 
Grandfather sleeps in his grave;Strange steps resound in the hall!
And there's that vain, stuck-up thing. There’s that vain, stuck-up thing There's that vain, stuck-up thing on the wall.
 
それはもう役に立たないよって、時代遅れだし間違いなく古い時代につくられたものだって彼らは言ったんだ。
その言葉はかすかに馬鹿にしたような声と一緒に響き渡った。みんなが同じように思っているかのように。
 
 
3
 
From the clock-peddler's cart in the junk-shop it went,Where its cog-wheels were sundered one be one;
And the brass-founder joked as they writhed in the flames--"Melt'em up," says he; "then they will run."
 
その時計は古道具店の荷車に乗せられていって、歯車のひとつひとつまでバラバラに壊されたんだ。
鋳物師はこんな冗談を言った「全部溶けきったらさ」、彼は続けた。「また動き出すかな?」
時計は炎の中で苦しみにのたうち回っているようだった。
 
There is grief in my heart, there are tears in my eyes.
Yet indignantly the sight I recall.
 
Of that vain, stuck-up thing.
Of that vain, stuck-up thingOf that vain, stuck-up thing on the wall.
 
Grandfather sleeps in his grave;Strange steps resound in the hall!And there's that vain, stuck-up thing.
There’s that vain, stuck-up thing There's that vain, stuck-up thing on the wall.
 
僕の心には悲しみが、目には涙があった。
まだ憤然としているように見えてたと思うけど。
 
 
4
 
"An extremely hard case!" said the junk-dealer's wife,As she carried it for kindling wood and sighed--
That mahogany case, with its quaint, figured face,Which so long was my grandfather's pride.
 
「なんて堅いケースなんでしょう」古道具店の奥さんが言った。
彼女は薪にするために、ため息をつきながらそれを運んで行った。
古風で趣のある、綺麗な装飾を施されたそのマホガニーのケースは、長い間僕のおじいちゃんの自慢だったものだ。
 
 
"There is hope for the small; there's a change for us all;For the mighty ones of Time, they must fall!"
 
Says that vain, stuck-up thing. Says that vain, stuck-up thingSays that vain, stuck-up thing on the wall.
 
Grandfather sleeps in his grave;Strange steps resound in the hall!And there's that vain, stuck-up thing.
There’s that vain, stuck-up thing There's that vain, stuck-up thing on the wall.
 
There’s that vain, stuck-up thing. There’s that vain, stuck-up thingThere's that vain, stuck-up thing on the wall.

 

「小さな時計には希望があって私たちを変化させていく。素晴らしい時のために古いものは落ちていかなければならないんだ。」
 
 
 

終わりに

 
おじいさんと共に時を刻んだ大きな時計はおじいさんが旅立った後、同じようにどこかに旅だっていきました。
何とも言えない悲しい結末でしたね。
 
 
1878年につくられた曲なのでとても翻訳しづらかったです。
現在では使われていないようなイディオムもありました。(辞書には載ってなかった)
 
そこら中誤訳だらけだと思いますので、ここはこうしたほうがいいんじゃ?みたいな文章があればお知らせください。
特に最後の一文については、自分でもしっくりくるようには訳せませんでした。ご協力をお願いします。

野球にあってサッカーにないもの?ドラフト制度を解説する

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最近ではいろいろ議論になっています。
 
 
昨晩はだいぶん冷え込みました。
急に涼しくなってきたのでみなさん体調には十分お気を付けくださいね。
僕は早くもダウンしました。大人になってからの風邪は結構きつい。
 
 
先日こんな記事を投稿しました。
 
 
 
日本のプロ野球やアメリカのMLB、MLSなんかは、戦力を拮抗させてスポーツをスポーツとして楽しんでもらおう、という発想の元で運営されています。
ドラフト制度を導入しているのはそのためです。
チーム間格差を少しでも埋めるためですね。

 

ここで僕は「チーム間格差を埋めるためにドラフト制度が存在する」と書いたのですが、ちょっと話が飛びすぎかなと。
 
記事の主題からずれるので詳しく説明しなかったのですが、少しわかりにくい説明になってしまったかなと思ったので、今日はそこについて詳しく解説していきたいなと思います。
 
 

そもそもドラフト制度って何?

まず大前提のドラフト制度について説明しますね。
ドラフト制度とは「プロのスポーツチームが行う、新人選手に対しての入団契約交渉権を獲得するための制度のひとつ」です。
 
ざっくりまとめると、自らのチームへ入団させたい選手への契約交渉はリーグに所属するチーム全部で話し合ってからにしようね。っていう感じ。
 
要はこのドラフト制度が存在するリーグのチームは基本的には「選手を獲得するときに自由な交渉を行うことができない」「ドラフト会議で交渉権を獲得したチームだけが選手との契約交渉を行うことができる」ということです。
 
言葉にするとわかりにくいのですが、小さいころからプロ野球のドラフト会議を観ていた方はなんとなく理解していらっしゃると思います。
 
ここでのポイントはドラフト会議で交渉権を獲得しないと選手との契約交渉を行えないという点です。
これは裏を返せば「選手はドラフト会議で決定されたチームとしか交渉ができない」ということになりますよね。
 
つまりドラフト制度があるとどうしても、自分の所属したいチームに所属できない選手が生まれてしまいます
 
 
 
ここが現在ドラフト制度について議論が交わされているポイントです。
選手の側に球団選択の自由がないのはおかしくないか?というそもそもの疑問ですね。
 
チームは自由に選手との契約交渉ができない、選手は自分の希望するチームと契約交渉できるか分からない。
これでは一見だれも得する人がいないように見えます。
 
そんなドラフト制度を導入しているのはいったいどんな国のどんなスポーツなんでしょうか。
 
 

ドラフト制度は主にどこで導入されているの?

代表的なのはアメリカです。というかほとんどアメリカじゃないのかな。
 
アメリカでは、
 
  • アメリカンフットボール(NHL)
  • バスケットボール(NBA)
  • 野球(MLB)
  • アイスホッケー(NHL)
  • サッカー(MLS)
 
など様々なスポーツの様々なリーグでこのドラフト制度が導入されています。
特にアメフト、バスケ、野球、アイスホッケーの4つはアメリカの4大スポーツと呼ばれるほど人気があるスポーツで、それらのリーグすべてでドラフト制度が導入されています。
 
アメリカ以外の国でいうと日本プロ野球(NPB)とか韓国プロ野球が代表的でしょうか。
というか僕がぱっと思いつくプロスポーツではこれくらいしかありませんでした。
 
意外だったのは日本のバスケットボールリーグ、Bリーグ。
アメリカのNBAに倣ってドラフト制度が導入されているものと思い込んでいました。
 
調べてみるとどうも前身のひとつであるbjリーグでは行われていたようですが、あんまりうまくいっていなかったみたい。
リーグの統合に伴ってやめちゃったみたいですね。当時Bリーグのチェアマンだった川淵三郎の影響もありそうです。
 
ではこれらのスポーツではなぜドラフト制度が導入されているのでしょうか
 
 

ドラフト制度を導入する意味

狙いとしてはやはりチーム間の戦力差をできるだけなくしていくことが一番にあげられると思います。
 
ドラフト制度を導入しているスポーツやリーグには基本的に昇格、降格の制度がありません
昇降格の制度とは成績に応じてチームの所属ディビジョンを変更する制度です。
 
 
ここでいうディビジョンとはMLBでいう東地区などではなく1部2部などのリーグを指します。
MLBではディビジョンが場所によって分けられているのに対して、ドラフト制度のないJリーグやヨーロッパのサッカーリーグでは成績によって分けられている、というとわかりやすいでしょうか。
 
つまりチームは成績によりディビジョンを分けられる=明確に上位リーグと下位リーグが存在する、ということです。
 
なぜ昇降格の制度がないリーグがドラフト制度を採用しているのか
それはチームの成績が固定化され、競争力のあるチームとそうでないチームの差が広がるのを防ぐためでしょう。
 
逆を言えば昇降格のないリーグでは、成績上位のチームと成績下位のチームの差が広がりやすいということです。
 
そしてそうなってしまうと困るのはリーグなんですね。
 
 
ドラフトがない日本のプロ野球を想像してみてください。
 
新人選手は当然成績の良い、成功しているチームに所属したい選手が多いでしょう。(当然例外はあります。)
成功しているチームは収入が多いので給料が多くもらえると考えるのは当然です。
環境面もお金のないチームよりも秀でている場合が多いでしょう。
 
そうなると一部の成績の良いチームに有力な選手が多く集まります
 
有力な選手が多く集まるチームはいい成績を維持します
 
そこで生まれるのはずっといい選手が獲得できない、ずっと成績の悪いチームです。
 
 
昇降格の制度がないリーグでは成績の良いチームと悪いチームがずっと戦い続けるのです。リーグは停滞します。
そこで起こるのはリーグのレベルの低下、もっというと人気の低下です。
 
ずっと同じチームが勝つなら、あるいは負けるのであれば応援する必要がなくなってきます。
 
あるいは、単純に考えて毎年同じような成績で終わるリーグなら観る必要もなくなってくる。
 
これを防止するためにチーム間戦力の均等化が必要になるわけです。
 
 
アメリカのNFL、MLBでは戦力均等を目指すために、ドラフト制度の中でも極端な方式をとっています。
ウェーバー制といって前年度成績下位のチームから選手の指名を行う、というものです。
 
ここで指名された選手は指名したチームと契約交渉を行わなければなりません。
日本のように会議で抽選して決めるのではなく、下位のチームに契約交渉の優先権が与えられます。
 
 
良い選手を成績の悪いチームから分配していくことでチーム間の競争力を保とう、ということですね。
 
 

まとめ

 
ドラフト制度とはいったいなんなのか。ドラフト制度はなぜ存在するか、という話をしました。
 
ドラフト制度は主にディビジョンの昇降格制度がないリーグが採用している
昇降格制度があるリーグでは毎年新しいチームと戦うことになるので、リーグの停滞が起こらないために必要がないのです。
 
 
そんな僕がドラフトいいなあと思うのは中継があることですね。
あれめっちゃ盛り上がるしわかりやすいですよね。
 
それだけでコンテンツになり得るのは大きな強みですね。うらやましい。
 
僕は毎年観ています、ドラフト会議。
 
今年は10月25日に行われる予定みたいですよ。
いまから楽しみですね。

「代々木公園多目的アリーナ計画」は実現するか?まだまだ検討段階ですが。

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気になるニュースが飛び込んできました。
 
 

東京都と渋谷区が、都立代々木公園内を民間主導で再開発する方針であることが10日、分かった。複数の民間事業者が提案している防災機能を備えた多目的アリーナについて検討を進めており、規制緩和などの対応策について本格的に協議を開始。昨年7月の本紙既報通り、ライブやイベント会場、東京23区内初の大規模サッカー専用スタジアムとしての利用を見込んでおり、実現すれば渋谷の新たなシンボルとなる。スポーツ報知 https://www.hochi.co.jp/topics/20180911-OHT1T50016.htmlから引用

 

簡単にまとめると代々木公園に3~4万人規模の音楽、イベント、サッカーに使える多目的アリーナをつくりたいねって内容です。
 
 
去年に同じような内容で報道されていたニュースの続報ですね。
 
去年の報道との違いは「民間事業者が都に提案」から「都が検討をしている」に変わったところでしょうか。
 
 
 
個人的な思いでいえばもちろん賛成です。
僕はサッカーファンですし音楽も大好きなので東京の中心にこのような施設ができると便利ですし、この先何度も利用する機会があるでしょう。
 
サッカーだけにしか使えないスタジアムではなく様々な用途に活用できる施設というのも、今の時代にあっていると思います。
 
 
 
ですが一方で反対の意見も多いと聞きます。
Twitterなんかみてても音楽業界とサッカーファン以外の、「普段から代々木公園を公園として利用している方」からの反対意見は目立ちます。
 
当たり前ですね。
ここは公園であって公園以外の機能はいらないという意見もまあそらそう。
 
仮に本当にスタジアムをつくることになっても、公園利用者全員の納得を得ることができるかというと難しいでしょうね。
 
 
 
ただちらほらみかける「新国立ができるからこんなんいらないでしょ」って意見はちょっとずれてます
 
あんな大きいスタジアムをコンスタントに埋められるクラブなんてJリーグには存在しません。
首都圏のJリーグのクラブは新国立の球技専用化よりも、このような3~4万人規模のスタジアムを希望しているところのほうが多いと思います。
 
本当に欲しいのは新国立じゃないんだ。
いらないものを押し付けて「前つくったばっかでしょ」っていうのは迷惑な話じゃないでしょうか。
 
新国立はサッカーだと主に代表戦とか天皇杯決勝とかに使われるんじゃないかな。
 
 
 
僕が何が言いたいかというと「これくらいの規模の施設は遅かれ早かれそのうち必要」ってことです。
 
この記事に書かれているように、音楽業界とスポーツ業界にとってアリーナ不足問題というのは結構深刻です。
現実に足りていません。
 
これらの業界、というか文化のためにはいつかどこかに作んなきゃいけない施設なのかなと。
 
そして一番上の報知の記事に出てくる「複数の民間企業」っていうのもだいたいここら辺の企業だと思います。
ひとつはmixiみたいですね。
 
 
やる気満々。モンストのイベント会場とかにも使いたいのかな。
 
 
さて、タイトルにある「代々木多目的アリーナ計画」は実現するか?なんですが、個人的にはまだまだ難しいのではと思います。
 
記事を読んだらわかりますがいま行っているのは「検討」で、具体的にはまだなーんにも進んでない話です。
 
最初からほぼスポーツ報知しか報道していないこともちょっと気になりますよね。
これだけのニュースなら他も飛びついてきてもおかしくないのに。
 
そして仮に東京都が本気で作る気になってもいろいろハードルが高いんじゃないかなと。
公園ってみんなのものなので。
 
できるだけ全員が納得する形に落ち着いてほしいですね。不可能か。

僕がカメラと一緒に常に持ち歩いているポーチの中身

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カバンの中にぽんって入れてます。
 
 
暑さもだんだん弱まってきてだいぶん過ごしやすくなりましたね。
 
一月ほど前なんかはもう外に出ることがつらくてつらくて休みの日でも一日中家にこもっていましたが、これからはお外へ繰り出してたくさんの写真を撮ることができそうです。
 
 
え?涼しくなっても家から出ない?
 
もったいない!
 
今すぐフィルムカメラを買ってきてください。
そして僕といっしょに充実したフォトライフを送っていきませんか?
 
 
そんなこんなで皆さんのお手元にはカメラとレンズ、あとフィルムなんかがお揃いかと思います。
ようこそ私たちの楽園へ
どこかで会ったら仲良くしてくださいね。
 
 
カメラを買ってすぐに撮影に繰り出すのもいいんですがその前にひとつだけ
なんと今日ご紹介するいくつかのグッズも一緒に連れてってあげると、さらに快適なフォトライフが送れちゃうんです。
 
 
というわけで今回は、僕が常に持ち歩いているカメラポーチにはいったい何が入っているか?
ご紹介していきたいと思います。どうぞー
 
 
 

ポーチの中身一覧

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写真下手じゃんとか言わないで。
僕の得意なのはごみとかそういう系の写真だから。
 
 
たったこれだけ。意外と少なくないですか?
 
カメラポーチってさっきは言いましたけどこれ100均で買ったただのペンケースです。
大きさはキュウリが一本入らないくらい。
これならずっとカバンに入れておける大きさですよね。
 
 
中身を箇条書きで書き出してみます。
 
  • 予備のフィルム3本(カラー1、モノクロ2)
  • HAKUBA レンズペン
  • ブロワー
  • マスキングテープ
  • 予備のボタン電池
 
 
以前はこれに加えてレンズフードだとかフィルター類なんかも入れてたんですが、ほとんど使うことがなかったので今は家でお留守番しています。
使うときにだけ持っていけばいいねって気が付きました。遅いね。
 
実際このほかのグッズやアクセサリー類も「あーこれ持ってきてたらなあ」と思うこともあるんですがまああきらめのつく範囲。
 
逆にこのポーチに入れているものは僕にとって絶対に必要なもので、ひとつでも欠けてしまうと困ってしまうものばかりです。
 
 
ひとつひとつ解説していきますね。
 
 

予備のフィルム

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これを切らすと撮影ができなくなります。
 
僕はそんなに枚数を撮らないほうなんですが、それでも予備は必要です。
行った先の風景や天気をみて「あ、ここはカラーで撮ったほうがいい写真になるな」とか、「ちょっと曇ってきたから次はISO400のフィルムに変えるかな」とシチュエーションに合わせて柔軟に対応できるからです。
 
皆さんそれぞれの消費ペースがあるので本数は人によって変わってくるでしょうが、僕は3本あれば十分です。
 
 
 
HAKUBA レンズペン
 

 ↑これは最新のやつ。

 
超ウルトラハイパー便利なレンズお掃除グッズです。
これがあると「目の前のぼっちゃんがすれ違いざまにレンズぺたぺたしていったとき」とか「潮風に吹かれてなんか心なしかレンズが汚れている気がする」なーんてときにも安心です。
 
値段も安くてかさばらないので家と外出用の2つもっていてもいいと思います。
必須アイテムです。
 
 
 
ブロワー

↑持ち運ぶならMでいいです。

僕はさらに小さいものを使っています。

 

持ち運ぶ必要性、ないといえばないです。
砂埃の多いとこなんかで撮影するときは、レンズペンを使う前にこれで大きなごみを除いてからにしたほうがいいですね。
 
 
 
マスキングテープ
 
これは本当に汎用性の王様
写真以外にもたくさん使う機会がありますね。
 
僕は撮影済みのフィルムのケースに貼って、未使用のものかどうか一目でわかるようにしています。
 
あと増感や減感をするときにはその感度をマスキングテープに書き込みます
撮影時の設定感度って意外とすぐ忘れちゃうものですから。
 
僕だけですか?
 
 
 
予備のボタン電池
 
フィルムカメラの電池って本当に長持ちです。
でも今までに一度だけ、撮影中に電池がなくなってしまったことがありました。
 
その時は機械式のフィルムカメラを使っていたので撮影を続けられたのですが、いま主に使用しているカメラは電子制御式といって、電池がないとシャッターが切れない仕組みのものです。
一応常に持ち歩くようにはしていますが、撮影先で電池を交換したことはありません。
 
 
以上です。
 
たったこれだけの準備で撮影時に起こるトラブルに対処することができます。
いい写真を撮るにはいい準備からって偉い人も言うてました。
 
 
最後にフィルムに関してなんですが使わないときは冷蔵庫に保管、使う1日くらい前に出してなるべく涼しいところに置いといてください。
 
急に使用したり暖かい場所に移すと、中のフィルムが結露してしまうことがあるみたいです。ご注意を。

星新一の父が思い描いた大正37年の日本が面白い!星一「三十年後」の感想

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こんな本を読みました。
 
三十年後 (ホシヅル文庫)

三十年後 (ホシヅル文庫)

 

 

 
政治家を引退し、無人島で30年すごしたあと、大正37年の東京にもどってきた91歳の嶋浦太郎。 知り合いは、なぜかみな若いときのまま……。
科学の力、薬の力で、世の中をよくしたいと考えた星一の夢の世界。
なつかしく、待ち遠しい。もうひとつの星ワールドへ、ようこそ!
 
星新一公式サイト https://www.hoshishinichi.com/project/5.html からの引用です。
 
 
 
これは「ショートショートの神様」と言われるSF作家星新一の父親で、星製薬の創業者である星一が1918年に出版したSF小説です。
刊行から97年後の2015年に福島県いわき市で「星新一星一展」が開かれるのを記念して復刊した、と星新一公式サイトにありました。
 
ちなみに定価は税別1001円
星新一ファンの心をくすぐってくる。
 
 
カバーをとると表紙はこんな感じになっています。
 

 
これは1918年の刊行当時の表紙を再現されているようです。
 
1918年というと今年でちょうど100年になるんですねえ。なんとまあ。
 
 
星新一のお父さんがSF小説を書いていた、それだけでつい手に取りたくなるこの本。
今日は星一によるまぼろしSF小説、「三十年後」をご紹介します。
 
 
もくじ
  • 星一について
  • 星一の想像した「大正37年の日本」
  • まとめ

 

 

Jリーグの「外国人枠撤廃」賛成ですか?反対ですか?

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私は日本のサッカーの、未来の話をしているんだ!未来の話を!
ってスカパーのCMめっちゃいいですよね。関係ないか。
 
 
今日こんなニュースが飛び込んできました。
 
 
端的にまとめると、Jリーグが各クラブに「来季は外国人枠撤廃してみませんか?」ってお伺いをたてましたよって話です。
 
今までもJリーグが外国人枠を撤廃しようとする動きは何度かありました。
 
その度にいろいろな反対意見が出されて結局見送る、っていうのが繰り返されてきたわけですが、今回はひょっとしたらこのまま通るのでは?と思ったのでちょっと語ってみますね。
 
 
 
もくじ
  • Jリーグは本気で外国人枠を撤廃しようとしている
  • 外国人枠撤廃、賛成派の意見
  • 外国人枠撤廃、反対派の意見
  • まとめ

 

続きを読む

「魏志倭人伝」を読んでご先祖様の生活を想像してみる

 歴史ってロマンに溢れています。
 
 
僕は小さなころから歴史が大好きでした。
 
お気に入りだったのは中国の「三国志」の時代です。
後漢が滅亡したのち、中華を魏、呉、蜀に三分割して戦争をしていたあの時代です。
 
三国志というのはこの時代の歴史書であり、それをわかりやすく物語にしたものを「三国志演義」といいます。
 
横山光輝の漫画「三国志」シリーズはこの三国志演義を漫画化したものです。(厳密には吉川英治「三国志」を元に描かれたものです。)
 
 
さてその三国志、名前は知ってるけどまだ読んだことないよって方もいらっしゃると思います。
 
三国志は今までたくさんの小説家によって書かれてきました。
僕が一番よく読んでいるのは宮城谷昌光の「三国志」シリーズですが、ちょっと向き不向きのある作家さんなので置いときます。
 
やはり初めて三国志に触れる方にお勧めなのは、吉川英治の「三国志シリーズ」でしょうか。
基本的なストーリーとしては三国志演義に沿いつつ、物語として非常に面白い作品です。
 
ちなみに吉川英治は2013年に没後50年が経過し、著作権がフリーになったことで全作品が無料で読めるようになりました。
気になった方はぜひ一度読んでみてください。青空文庫へのリンクを貼っておきます。
 
 
 
今日はそんな三国志とふかーい関係がある「魏志倭人伝」を読んで、僕たちのご先祖様がどんな生活をしていたか想像してみませんかってお話です。
 
 

 

  • 魏志倭人伝とは

 
本題に移ります。
 
みなさん「魏志倭人伝」はご存知でしょうか。
歴史を習ったことのある方なら絶対に目にしたことのある単語ですね。
 
実は正確には「魏志倭人伝」という名前の書物は存在しません
 
じゃあ魏志倭人伝ってなんやねんと言いますと、「三国志」の中の「魏書」の第30巻にある「東夷伝」の中にある「倭人条」という一部分の通称なんです。長い。
 
わかりやすく例えると「キャプテン翼」という作品の「ワールドユース編」の中にある「アジアユース選手権の章」の「VSイタリア戦」みたいなもんです。
一瞬で終わるやつですね。魏志倭人伝も約2,000文字しかありません。
 
またまた名前は知っているけど読んだことないよって方もいらっしゃると思います。
 
簡単に内容を説明すると、当時の日本の文化や風習、暮らしなどを中国側から紹介したもので、僕たちも知っている「邪馬台国」や「卑弥呼」という単語はこの魏志倭人伝に書かれたものです。
 
そんな魏志倭人伝、改めて読んでみると結構面白い記述もあったので、少し紹介してみたいなと思った次第であります。
 
それでは想像してみてください。
なんちゃってタイムトラベルに行ってみましょう。
 
 
(この先にある日本語訳は完全に意訳です。細かい言い回しが違ってしまっていることはご容赦ください。また当時の単語が今でいう何に当たるのか議論されているものの場合、できるだけわかりやすくする目的でより馴染みのある方を選択しております。本文中に誤りがある場合はお知らせいただければすぐに訂正いたします。よろしくお願いいたします。) 
 
 
 
  • 暮らし

 
「山や島に沿って国や村がある」(山島爲國邑)
「その土地には牛、馬、虎、ヒョウ、羊、白鳥がいない」(其地無牛馬虎豹羊鵲)
 
ほんとにいなかったかはわかりません。少なくとも白鳥に関しては越冬で飛来してきていたのでは。
となると飛来した場所が国の勢力圏外であった場合か、そもそも鵲という字が白鳥を指すものでないかのどちらかでしょう。
 
 
「稲や麻を栽培したり蚕を買ったりして糸を紡ぎ、麻布や絹や綿を生産している」(種禾稻紵麻蠶桑緝績出細紵縑緜)
 
稲作と同時に麻や養蚕も行われていたのですね。結構生活には余裕があったのでしょうか。
少なくとも稲作をしているので、その日暮らしの生活ではないのでしょう。
僕よりもいい生活してそう。困る。
 
 
 
  • 食生活

 
「倭の水人は潜って魚や蛤を獲ることを好んだ」(今倭水人好沈没捕魚蛤)
 
水人が何かわかりませんが、水辺に住んでいる人たちのことでしょうか。
蛤はハマグリと読みますが、おそらくハマグリだけでなく貝類全般を指すのでは。
 
 
「生姜、橘、山椒、ミョウガなどがあるが、栄養があっておいしいということを知らない」(有薑橘椒襄荷不知以為滋味)
 
やはり薑橘椒襄が現在でいうどんな植物なのか、正確にはわかりません。でもおおむねこんな感じみたいです。
知らないって書くよりも、それうまいやつやで!って言うてくれた方が親切じゃないかなあ。
 
 

「冬でも夏でも生の野菜を食べていた」(冬夏食生菜)

 
生野菜となると保存がきかないので、その日に収穫したものをその日のうちに食べきっていたんでしょうか。
新鮮な生野菜をまるかじり、いいですねえ。もちろん無農薬です。
 
 
「人は酒を好む」(人性嗜酒)
 
僕といっしょー
この時代のお酒ってどんな味がするんでしょうねえ。
飲んでみたいですね。
 
 
「飲食には竹と木でできた器を用い手を使って食べる」(食飲用邊豆手食)
 
邊豆という言葉が器を指しているのは確実なようですが、どんなものかはいろいろ議論されているみたいです。
ここではわかりやすく竹と木と表現しました。他の文献も読んでみます。
 
 
 
  • ファッション

 
「男性は年齢に関係なくみんな顔と体に入れ墨がある」(男子無大小皆黥面文身)
「諸国の入れ墨は大小左右異なっておりまた、身分の差によっても違いがある」(諸國文身各異或左或右或大或小尊卑有差)
 
今では考えられません。
魏志倭人伝には「大魚や水鳥を避けるためのまじない目的から装飾目的に変わった」とあります。
 
中国では前漢初期に英布という武将がいましたが、罪を犯して身体に入れ墨を入れられたのち黥布と呼ばれるようになったそうです。
 
つまりこの頃の中国(中原)では、入れ墨は犯罪者かどうか一目で判断するための目印となっていたと。ちなみに黥という字は入れ墨を指します。
 
罪人に入れ墨を入れる風習は、中国の影響を受けた少し後の時代の日本でも行われたようです。
 
純粋な装飾目的の入れ墨という意味で考えれば、今の世の中とそう変わらない気もしますね。
最近タトゥー流行ってますし。
 
 
「男性は冠をかぶらず木綿を頭に巻いている。衣服は横幅のある布をただ結んで束ねており、ほとんど縫われていない」(男子皆露紒以木緜招頭其衣横幅但結束相連略無縫)
「女性は前髪をたらしている。衣服は一枚の布の中央に穴をあけ、そこに頭を通している」(婦人被髪屈紒作衣如單被穿其中央貫頭衣之)
 
これは男女の衣服についての記述ですね。
僕はこの頃から衣服の性差があったんだなと驚きました。
 
男女で違う服を着る文化はいったいいつどこで生まれたのでしょうか。
気が向いたら今度ゆっくり調べてみます。
 
 
「みんな裸足」(皆徒跣)
 
僕もいまはだしー
 
 
 
  • その他

「長寿で百歳、あるいは八、九十歳の人もいる」(其人壽考或百年或八九十年)
 
ちょっと現実的ではない数字かと思います。
寿命そのものは延びてきてたんやとは思いますがさすがに百歳かと。
 
もしほんとならおめでたいですね。総理大臣にお祝い状送ってもらいましょ。
 
 
「女の人はみだらでなく、嫉妬もしない」(婦人不淫不妬忌)
 
これはぜったいうそうそ
嫉妬をしない女の人なんか今も昔もいないと個人的には思いますが。
女性の方、どうなんでしょう。
 
 
「身分の高い人は四、五人の、低い人でも二、三人の妻を持った」(其俗國大人皆四五婦下戸或二三婦)
 
大人と下戸は身分の差です。要は一夫多妻制だったんですね。
 
これで女性に嫉妬する人がいないってほんとですか。
それとも最初からそういった文化にあれば気にならないものなのでしょうか。
 
 
「盗人がいなくて訴訟も少ない」(不盜竊少諍訟)
 
現代の大阪の数倍平和やで。
 
 
 
 
 
いかがでしたか。
魏志倭人伝って意外と面白いと思いませんか。
 
これだけを読んで「歴史はこうだった」と決めつけてしまうのはよくないですが、ひとつの読み物としてはすごく興味深い記述が多かったです。
 
 
歴史を学んでいて楽しい理由は想像の余地がたくさんあるからではないでしょうか。
歴史において絶対に正しいことってすごく少ないです。
 
例えば魏志倭人伝に登場する卑弥呼
小学生でも知っているこの女性は日本側の文献では全く登場しません
 
日本の文献に残っている人で「この人っぽいなあ」というのはあるみたいですが、実際にどうだったかなんてそんなこともう誰にもわかりません。
 
極論を言ってしまうと、もしかしたら邪馬台国も卑弥呼も存在しなかったかもしれない
ただいたずら好きの中国人が適当に喋った話が大ごとになったのかもしれない。
 
あくまでもしかしたら!ですけどね。
でもそう考えるとちょっと楽しくなってきませんか。
僕はとっても楽しいです。
 
 
興味がある方は一度この魏志倭人伝を手に取って読んでみてください。
現代語訳されたものが岩波文庫から出版されています。

 

新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)

新訂 魏志倭人伝・後漢書倭伝・宋書倭国伝・隋書倭国伝―中国正史日本伝〈1〉 (岩波文庫)

 

 

 ネットで探せば全文訳も簡単に見つかるのでそれでも十分かと。
 長々とお付き合いいただきありがとうございました。